2011年06月10日

国立の滝乃川学園本館

たまたま資料整理をしていていつかの毎日新聞のコピーを見て、最近国立へいったことを思い出した。それは国立にあるジャズバーなのだが、そこでのライブに行くため初めて国立へいった。残念ながら国立の象徴的な三角屋根の駅舎はすでになく、落胆して帰ってきたことを憶えている。それと滝乃川名前が引っかかったのであるが、よく記事を読むと日本最初の知的障がい者施設「滝乃川学園」とは実は1891年に北区滝野川に設立されて1928年に国立に移転したというのである。記事内容は老朽化がすすんだが、保存修復を決めてチャリティコンサートを開くというもの。

ちなみに古い写真と下が最近の写真のようだが、かなり前は状態がひどかったようだ。なにしろ電信柱がすぐ前にドーンと立ってるし。

滝乃川学園建物

滝乃川学園建物

http://jp.nabeshima-ishii.com/takinogawagakuen.htm
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2011年06月07日

この手の本も微妙になってきた…「東京建築さんぽマップ」

『東京建築さんぽマップ』(松田力 エクスナレッジ 2011年)を読んだ。近頃の街歩きブームや歴史遺産としての建築に脚光が浴びるようになって、類書が結構出ている。

しかし、この手の本もなかなか難しいところがある。まず、歴史的名建築といわれるものが、時の流れで徐々に消滅していることだ。対象となる建物がすくなくなっているのは痛い。そのせいか最近の建物を入れている。それもどうかと思う。

もちろん「建築散歩」に最近の建物を入れてはならない、ということはないが、これまでの建築探偵や建築鑑賞などでは、原則として1950年代くらいまでの近代建築(それはポストモダンが提唱される前といってもいい)で、とりあえずインターナショナリズムやモダニズムの建築スタイルを経過した建築様式の鑑賞であった。いわば主眼は歴史遺産の再発見にあって、これは暗黙の了解だったと思う。

それが建築散歩の項目に江戸東京博物館があったりすると、「おいおい、まってくれよ…」と言いたくなるのである(そもそも名建築とはいいがたい、失敗したデザインだと思う!)。
そんなわけで、本の帯にある『東京都内の近代「名・迷建築」歩き尽くす!』という惹句も恨めしく見えてくる。

そんなに数を登場させなくても、個々の建物のディティールを見せて欲しいと思う。





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