2014年06月28日

近代建築でビアガーデン―大阪・芝川ビル

レトロなビアガーデンというと九段会館の屋上か思い浮かぶが、あまりレトロな建物の雰囲気は感じられない。たぶんそれを感じる配置がないのと、大雑把すぎるのではないか。屋内だが、銀座ライオンのほうが、雰囲気はあってこちらは最適だと思うが、あいにく外観はふるいものではない。
芝川ビルは外観もきちんと保存されているから、なかなか雰囲気はよさそうだ。

 大阪・芝川ビル

女性に人気、登録有形文化財の近代建築でビアガーデン/大阪
http://thepage.jp/detail/20140627-00000006-wordleaf

芝川ビル

シックな階段を上り切ると、優雅な3連アーチがお出迎え―。近代建築の芝川ビル(大阪市中央区伏見町)の屋上テラスがビアガーデンとして開放され、仕事帰りのビジネスパーソンらでにぎわっている。

 芝川ビルは1927年(昭和2年)竣工で、国の登録有形文化財。地上4階地下1階とやや小ぶりながら、モダン大阪の栄華をしのばせる多彩な様式美に、憧れのまなざしを向ける近代建築ファンが少なくない。

 屋上テラスは3連アーチが印象的で、舞台空間のような雰囲気を醸し出す。地下鉄淀屋橋駅から歩いてすぐという抜群のロケーションも生かそうと、地階のベトナム料理レストラン「リヴ・ゴーシュ」が、夏場を中心に10月10日まで、ビアガーデン「ラグナグ」を運営している。




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2014年06月24日

歴史遺産か建築か―『台湾 日本統治時代の歴史遺産を歩く』

『台湾―日本統治時代の歴史遺産を歩く』
片倉 佳史 (戎光祥出版 2004年)
 
これは台湾の日本統治時代の歴史遺産を見開きページで解説。全157ページで67箇所が紹介されている。そのなかで建築史的に興味があるのはいくつかあるが、とりあえずメジャーなところからみていくと。
台湾総督府
台湾総督官邸
総督府専売局
台湾総督府博物館
新竹駅
高雄旧駅舎あたりだろう。

個人的には台北市の迪化街などの町並みや個別の中華バロック(看板建築の一種というよりも中華と西洋の折衷建築)スタイルや騎楼に関心があるが、ここでは採り上げられていない。

それ以外では
台南の宝公学校(現立人小学校)が注目される。コロニアル様式を取り入れつつ明るいく可愛らしいイメージである。
立人国小01.jpg


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残念なのは、植民地遺産の神社跡など、あまり造形的価値がないものが取り上げられていること、著書のフィールドとしてはあくまで遺産がらみなのだろうが、あまり食指の動かない遺産もある。それから、おそらく著者が撮影したであろう写真である。ベストショットではないし、駅舎の写真もホームの看板などでお茶を濁しているのはいただけない。少なくともカラー写真だけでも写真家のものを使うべきではないか。






posted by mado at 03:17| Comment(0) | アジアのたてもの | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月16日

植民地時代の建物を修復―台湾・台南市で「ハヤシ百貨店」がオープン

百貨店/デパートは近代の都市の象徴のような気がする。例えばロンドンの「ハロッズ」やパリの「オ・プランタン」は高級品を扱い、富裕層が買い物をするという。富と消費を象徴するようなものだった。

個人的体験でいっても、子どもの頃の田舎の地元のデパートは唯一の遊興地だったし(当時は屋上に遊戯施設があり、休日は家族でデパートの食堂で食事をするのは楽しみであり、贅沢であった)、商品はなんでも置いてあった。

今は家電量販店やスーパーに押されて、存続の厳しい地域もあるが、それでも老舗というか商品販売の王様のステータスを持っているし、<高い価値>という幻想を、場と空間で演出できる唯一の存在なのではないか。

NHKのニュースで紹介していたが、天井はやや低く。エレベータも狭いものの梁は壁の装飾はアールデコスタイルだった。

以下は毎日新聞サイトから
日本統治時代に開業した「ハヤシ百貨店」が復元され、「林百貨」として再びオープン。和服や昔の学生服姿の若者らがパレードし開業を盛り上げた=台湾台南市で2014年6月14日、鈴木玲子撮影

【台南(台湾南部)鈴木玲子】日本統治時代の1932(昭和7)年に台湾南部・台南市で開業したデパート「ハヤシ百貨店」が復元され、14日に商業施設「林百貨」として再びオープンした。ビルは5階建て(一部6階)で左右対称のアールデコ様式。南部で最初に設置されたエレベーターも復元されるなど「昭和モダン」の趣を随所に感じさせる。


http://mainichi.jp/select/news/20140615k0000m030053000c.html


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